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四柱推命について

四柱推命について、太古の中国で生まれた「未来・現在・過去」を予見するための運命学のひとつとして広く知られています。

陰陽五行説を基に、人が生まれながらにして持っている性格・能力・素質を理解して、その人の努力や経験で変わる後天的な運命までも的確に予測することができる占い占術。

東洋占星術の中でも最も信頼性が高いと言われているほどで「占いの帝王」とも呼ばれています。

東洋占星術でも西洋占星術でも、占星術がどのような「星」で支配しているかで、その人の宿命や運命、運気の流れなどを推測するのです。

四柱推命

「星」という文字は「生」まれた「日」と言う意味です。

と言う事は人の宿命は「生まれた日」ですべて決まるという言う意味みたいです。

四柱推命は、「生まれた日」(生まれた年・月・日・時間)を、四つの柱「年柱(ねんちゅう)」・「月柱(げっちゅう)」・「日柱(にっちゅう)」・「時柱(じちゅう)」にして、「干支(えと)」を示しさまざまな状況に合わせて占うことができます。

「干支(えと)」は60種類あり、この60種類の干支(えと)がさまざまなメッセージを示してくれます。

だけど、自分の生まれた時間を正確に知っている方は非常に少ないと思われます。

実際に占う場合は、生まれた時間の「時柱(じちゅう)」まで出さなくても、占いとして成立することから生まれた年・月・日が分かれば宿命や運命を占い師さんは推測することができるのです。

四柱推命で何が占うことができるかたいうと占い師さんの特徴にもよりますが、相手の人物像・性格・適職・素質・配偶者運等が細かく覗き見ることができます。

それに加えて、人生の運気の流れを観ることをもっとも得意とされているため、いつ飛躍し、いつ自重すべき時期なのかを的確にアドバイスすることができます。

起こり来る出来事では、いつ結婚できるか・子供が生まれるか・出世・独立・転職・金運など数多くの出来事を観ることができます。

ただもちろん当たりますが百パーセント完全に将来起こることを言い当てることはできません。

なぜなら、四柱推命で分かるのは、将来起こる可能性についてです。

その可能性はかなり高い確率で起こるのですが、本人の考え方や行動次第では良いことでも悪いことでも、その起こり来る可能性を避けることができます。

つまり四柱推命とは、誤解を恐れず端的な言い方をすると

「普通に、好きな人達と幸せな人生を過ごしたい」

と願う人に最適な占術なのです。逆に言うと、

「今の相手の気持ち」のように狙いすました範囲の答えが欲しい時には、

適さない占術と言えます。

ではそれは何故なのか、

それは太古から“輪廻”やそれに似た考え方が根強く影響していた

“東洋(現在のインドや中国あたり)”で生まれた四柱推命の歴史が関係してきます。

そもそも占いとは知らないことを知ろうとする事ですが、

人類は農作物の種をまく一番良いタイミングを知る為に、ぐるぐると回る太陽の動きから季節を見つけ、月の動きからは満月を12回繰り返すと同じ季節が来ることを知り、これを細かく発展させて「時間」という概念をはっきりとしたものにしました。

四柱推命の基になっているのは陰陽五行説ですが、

これは、“すべてのものに陰と陽(プラスとマイナス)があり、宇宙を構成するのは、木、火、土、金(鉱物)、水の5つの要素”だと考える説です。

この要素はすべて陰と陽に分かれ、お互いに阻止・扇動をして影響し合います。

陰陽五行説も「水は木を育て、木は燃えて灰になって土になり、土は固まって岩や鉱物となり、水を生み出す。」現代風に言うとこんな感じでぐるぐると回っています。

意地悪を言うと「金属は金属なんだから、金→水はおかしいでしょ」とツッコミを入れたくなりますが、元素の存在すら知らない太古の人達が「山にはおいしい湧き水が出ているのを知っていて使っていた」と考えれば、きっとそう感じたのであろうと容易に想像ができます。

そんな太古の人達が考え出した当時最先端の知識「季節・時間」と、体験・体感していた自然の循環システムに

輪廻の「生まれる・生きる・終える・生まれる」という人生を繰り返す人間の一生を当てはめ、“この日生まれた人はこういう人でこういう特性あるよ!”と、運勢や宿命を見出そうとしたのが四柱推命です。

つまり、四柱推命で見る範囲は人の一生。

とてもスケールが大きいので、恋愛相談の質問の仕方一つにしても

「彼と私は両想なの?」

ではなく、

「これから彼と幸せな時間を過ごせる?」

「この相性だと何に気を付けたらうまくいく?」と質問した方がスムーズに話が進みます。

「占いの帝王」とも呼ばれる四柱推命ですが、気を付けたい部分もあります。

四柱推命の生まれた歴史ついて少しだけ書きましたが、

この説明だと人類が農耕を始めた頃から四柱推命が生まれたと思えてしまいますよね。

でも四柱推命の最古の文献が残されたのは11世紀を過ぎてからです。

人類の歴史や4000年の歴史に比べるとかなり最近です。

四柱推命という名前が付くまでかなり長い時間をかけて試行錯誤やら検証やらが続けられていたと考えられています。

たまに「四柱推命は統計学みたいな感じ!」と見かけることがありますが、

結果などを見るとそう考えられなくもないのですが、

現代の統計学と考え方が全く同じなのかと言えばそうではなく、

四柱推命はこれからを知るための昔の学問と考えた方がいいでしょう。

四柱推命が
得意な占い師

可鵬先生

可鵬先生

また、四柱推命の占い方は、

陰陽と五行説を掛け合わせた「甲」から始まる10個の要素「十干」、

月の満ち欠けから生まれた「子」から始まる12個の要素の「十二支」、

そして「十干」「十二支」の最初の「甲」「子」をペアにして順番に並べてまた「甲」「子」のペアができるまでの60通りの組み合わせの要素の「干支」(「六十干支」「六十花甲子」などとも呼ばれています)、

そしてそれに季節の要素を組み入れたり、

他にも特定の組み合わせの時に現れる要素があり……。

と、複雑でかなり特殊な考え方で計算をします。

熟練度や経験も必要とされる占術ですので、四柱推命で占って欲しいという目的があるならば、占い師の鑑定歴を参考にするのも一つの手です。

最初の方で「生まれた時間がわからなくても占える」と書きましたが、

生まれた時刻の1分の違いは大小さまざまで結果にどのくらい影響するかは人それぞれです。

そこを無理矢理補うか、除くか、潔く鑑定を断るか、これは占い師の熟練度ではなく方針で変わります。

生まれた時間がわからない場合の完全ではない四柱推命の結果と他の占術とを使って総合的に見る場合もあります。

四柱推命が得意とする“広い範囲の運勢”と、逆の“狭い範囲の答え”を得意とするタロットなどを一緒に「得意な占術」にしている占い師の方も多いように、

長所と短所を上手く補っているバランスの良い占い師に鑑定をお願いするのも良いでしょう。

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